床衝撃音測定
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建築音響測定 床衝撃音の測定

「床衝撃音の測定」は、多くは「遮音性能測定」とセットで行います。
集合住宅では特に音環境が問題になり易く、その中でも日常生活に関係が深いのが床衝撃音です。
床衝撃音は、各メーカが試験室で高性能な床材の開発にしのぎを削っておりますが、実際の状況で
どれくらいの性能が出るかを現場でも測定し確認致します。 (床衝撃音の測定も遮音測定と同様に
JIS A 1418「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法」という規格に定められた方法で行います。)

測定は、タッピングマシンという靴音のような軽量物に相当する軽量 衝撃音を発生させる機械と、ボールと
タイヤを落とすバングマシンという重量 衝撃音を発生させる機械で子供の飛び跳ねのような重量物に相当
する音の2種類を下階で測定します。

床衝撃音の測定
■測定~測定結果の評価までのフローチャート

□打撃点の設定 受音点の設定 音源室の床面に打撃点を設定します。
一般 的には、居室の床面の対角線上の交差した点と対角線上の3点を打撃点とします。
また、受音室側の測定点は、上階音源室と同位 相点の5点とします。

□打撃及び測定 測定は床衝撃源発生器別に行ないます。
設定した打撃点の1点に衝撃源を設置し打撃します。受音室の室内の5点で、1/1オクターブバンドで音圧レベルを測定します。5つ測定点での測定終了後、上階の床衝撃源発生器の打撃点を移動し、同様の測定を繰り返します。

□測定結果数値の計算 評価 周波数ごと、打撃点別に、受音室側で得た音圧レベルの数値の平均値を計算
します。 さらに、打撃点別に算出した3つの平均値を計算します。 日本建築学会推奨基準(室内騒音評価)に
基づき、計算で得た数値を受音室における床衝撃音レベルとし、測定結果 をL曲線(図2)にあてはめ、
遮音等級L(表2、表2-1)で評価を行います。

▼測定装置の構成 床衝撃音の測定
▼図2.床衝撃音レベルに関する遮音等級の基準周波数特性 床衝撃音の測定
▼2.床衝撃音レベルに関する適用等級 床衝撃音の測定
▼表2-1.適用等級の意味 床衝撃音の測定
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